プラスミライ

FUTURENAUTの昆虫食メディア

FAO報告書表紙
昆虫食の話

昆虫食ブームの起点・FAO報告書を読む(01)

 

FAO報告書を読むきっかけになったのは?

 

こんにちは。Dr. いーじまです。

+MIRAIサイト(このサイトです)を開設してから、な、なっ、なんと半年もサボってしまい・・・^^;

実は、先日のFUTURENAUT会議で次のような一幕があり、ようやく重い腰が上がったのでした(笑)

 

昆虫食の話題になると、必ずFAO報告書・・・という枕詞が付くけど、みんなどれくらいちゃんと読んでいるでしょうね?適当な引用もちらほら見かけるし・・・。

確かに。あれ、200ページ近くあって全部英語でしょ?原典の論文まで含めて自力で読み解くのはタフだよね~。

私たちの備忘録も兼ねて、連載タイプの解説記事にしてみようか?

賛成!大学発ベンチャーらしくていいですね!きっとニーズあると思う。

思いっきり、易しく書ける??子供に伝えるべきメッセージもたくさん含まれてるしね!!

が、が、がんばる・・・(滝汗)

そんなわけで始まったこの企画、不定期更新ですが報告書のポイントを少しずつ&できるだけ分かりやすく解説していきます!

ちなみに、大学における私自身の教育研究ポリシーは・・・

  • 難しいことを易しく
  • 易しいことを深く
  • 深いことを面白く

です!!これは井上ひさし氏の言葉の一節ですが、教育者・研究者にこそ必要な心構えと感じ、勝手に拠り所とさせてもらっています。

 

ところで、FAO報告書って?

 

FAO報告書 Edible insects: Future prospects for food and feed security
FAO報告書「Edible insects」の表紙  出典:FAO

こちらでございます。

Edible insects: Future prospects for food and feed security

食べられる昆虫:食料と飼料の安全保障に向けた将来展望

・・・という驚きのタイトルの報告書が2013年に発行されました。

原文は、こちらから入手可能です。

最初にこのFAOの報告書を目にしたときは、腰が抜けるかと思いました(笑)

何せ今21世紀ですからね・・・パピルスに書かれた古文書でも遺跡から出たのかと。

しかし、このFAOの報告書を起点に、『昆虫』『ミライのたんぱく源』として世界中から注目を集めるようになるのです。そして、私たちもそのポテンシャルに惹き込まれていくのです・・・(壮大)

 

本題に入る前に、そもそもFAOって??

 

第01回の記事は、ここにフォーカスしましょう!

 

FAOって何の略?

Food and Agriculture Organization of the United Nationsの略で、日本では「国連食糧農業機関」と呼びます。1945年に設立された国連の専門機関のひとつです。

国連の専門機関って何?

経済・社会・文化・教育・保健などの分野で国際協力を推進するために設立された国際機関です。FAOのほかに、コロナ報道でよく耳にするWHO(世界保健機関)や、世界遺産の登録のときに登場するUNESCO(国連教育科学文化機関)など、全部で15の専門機関があります(2020年時点)。

FAOは何するところ?

食料の安全保障と栄養、作物や家畜、漁業と水産養殖を含む農業、農村開発を進める先導機関(出典:国際連合広報センター)」です。簡単に言うと、食料をしっかり供給・分配して飢餓のない世界を創ろう!・・・ってことで、国際的に協力し合う関係づくり(パートナーシップ)を進める国連の組織ですね。国と国とが公平に話し合える場を提供したり、食料生産に関する知識や情報を蓄積する役割も担っています。
ちなみに、FAOのロゴ(報告書表紙の右下)に書かれた「FIAT PANIS」はラテン語で「人々に食べ物あれ」という意味を持つそうで、FAOのモットーだそうです(ステキ)。

ところで、「食糧」と「食料」って意味が違うの?

両方とも「食べ物」を表す言葉ですが、「食糧」は米や麦などの主食物を、「食料」は主食も含めた食べ物全般を表すようですね!FUTURENAUTでは一般的な意味で食べ物を表現するときには「食料」のほうを意識して使っています。日本語って難しいですね(笑)

FAOの報告書ってこれだけ?

いやいや(笑)FAOからは毎年すごい数の報告書が発行されていますよ!実際、この報告書「Edible insects」をきちんと理解するには、関連する報告書や原典となっている研究論文も読まなければならないので、私たちも日々勉強ですね・・・(白目)。

気になる報告書の中身は?

次の記事から、少しずつ紹介していきますね!

 

なぜ、昆虫が「食料のひとつ」として注目に値するのか、その理由がこのFAOの報告書にまとめられています。

200ページ近いFAOの報告書と、その周辺情報を解説していくとなると・・・この連載がいったいいつ完結するのか心配になりますが(笑)

持久戦になりそうですので、少しずつの情報発信になることをご理解ください。

飽食の時代に、あえて昆虫を食料として受け入れていくことの本質を、みなさんと一緒に考える場になればと思います。

 

難しい話はいいから、とりあえず食ってみるか・・・

▼ 素敵です、その考え ▼

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Dr. いーじま
FUTURENAUTの飯島です。 昆虫食研究の専門家ではありませんが、『食の持続可能性』への探究心から昆虫が作り出すたんぱく質に魅了されています(笑) 環境研究の専門家としての切り口から、昆虫食品にまつわるよもやま話を発信していきます!!