こちらの企画で募集した、#私と昆虫食 のゲストライター募集。
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目次
ゲストライターのプロフィール
ペンネーム ぽるてんとーささん 20代 男性・女性
昆虫食の経験はありますか?
ある
どんな昆虫を食べましたか?
コオロギ, ミルワーム, イナゴ, ゾウムシ, タガメ, ジョロウグモ、カマキリ、カミキリムシの幼虫、クワガタの幼虫、カブトムシの幼虫、コクワガタの成虫、スズメバチの幼虫、前蛹、成虫、アリ、シロアリ、マダガスカルオオゴキブリ
どうやって食べましたか?
塩ゆでやバター炒め、タガメサイダーなど
イナゴからゴキブリまで・・・。どの昆虫が一番美味しかったか気になります。
カブトムシの幼虫は腐葉土の匂いがすると聞きますがどうなんでしょうか。
昆虫食にまつわるエピソードや考えを教えてください
私は小さいころから昆虫を捕まえたり育てたりすることが好きで、昆虫への興味は強かった。ただ昆虫を食べることに関しては大きな興味があったわけではないが、小学校3年生のころに昆虫館のイベントで蜂の子を食べるというイベントがあり、それがとても美味しく印象に残っていたのもあり、昆虫食への抵抗は少なかった。
そこから成長するにつれ部活動が忙しくなり、昆虫への興味が少し薄れていたが、たまたま入学した大学の自然が豊かであり、昆虫も多かったためまた昆虫への興味が強くなった。そして去年、長年行ってきたスポーツの部活を大学4年で引退するころに、たまたま昆虫好きの友達と昆虫を食べてみようという話になり、約15年ぶりに昆虫を食した。
その時はカマキリやバッタ、コオロギ、クモなどを素揚げで食べたのだが、それがとても美味しく、食への興味も強かったことから、昆虫を食材として見る視点が自分の中に追加され、昆虫食を楽しむようになった。
そこから昆虫食の話を虫グルメフェスや講演会などで聞くことも多くなり、昆虫食はただのもの好きだけのものではなく、社会や環境問題にも大きくかかわるものであることを知った。
ここからは私の昆虫食についての意見であるが、昆虫食が環境や栄養として良いという話は多く聞くものの、まだ信じられていない部分もある。昆虫食が盛り上がっているという話を、特別虫好きでもない友人に話しても知っていたりはするが、実際に食べたことがあるという人は少なく、そもそもどこで食べられるかを知らなかったり、値段が高く手を出しにくかったりと昆虫食の普及はまだまだ遠いように感じる。と同時に食品ロスを昆虫食でなくすなら現状だけで行くと、家畜の飼料としての意味合いを強いと感じている。
やはり人間に対する昆虫食というものはまだ物好きのものとしての世間的な立ち位置が強いため、女子高生や主婦など、ターゲットを絞って売っていく戦略をもう少し強めていったほうがいいのではないだろうか。また、環境にいいという話も、まだまだ生産ラインが整っていない中で、実際に売れるだけの昆虫を生産するときに、どのくらい環境への影響を及ぼしており実際にそれは環境にいい影響を及ばせているのかという疑問もあるため、そのようなエビデンスがあるのであればこれから勉強していきたい。
私たちも実はマーケティングの分析手法を使って昆虫食の消費者になり得るターゲットを絞って商品開発をしています。
ぽるてんとーささんがおっしゃるようにライフサイクルアセスメントのように環境負荷を定量化して、既存の畜肉と比較することができればより昆虫食の普及につながる気がします。
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