こちらの企画で募集した、#私と昆虫食 のゲストライター募集。
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目次
ゲストライターのプロフィール
ペンネーム 濱ヨーコさん 50代 女性
昆虫食の経験はありますか?
ある
どんな昆虫を食べましたか?
コオロギ, イナゴ
どうやって食べましたか?
イナゴはつくだ煮です。コオロギは粉になってお菓子やパンに使われていました。
コオロギパウダーは今やパンやお菓子にも使われていてだいぶ認知度を獲得してきましたね!
昆虫食にまつわるエピソードや考えを教えてください
刈り取りが終わった田んぼへ行って麻袋を振り回していると、イナゴでいっぱいになるような時代がありました。父が子供の頃の東北の話です。各家庭でつくだ煮にして、普通に食卓に上りました。私も子供の頃に当たり前に食べさせてもらっていました。
今はイナゴはとても少なくて、つくだ煮も珍味になってしまいました。親戚が送ってくれる新米と一緒に、ジップロックに入った貴重なイナゴを食べたのは、数年前が最後です。
郷里を懐かしく思う父が先日買ってきたのは、中国産のイナゴを国内でつくだ煮にしたものでした。農薬などの心配が頭をよぎりましたが、懐かしさには勝てず、二人でおいしくいただきました。 願わくば、昔食べたような大きいなと感じるイナゴにまた出会いたいです。子供の口から半分はみ出た、あのインパクトあるサイズのつくだ煮をまた食べてみたいです。
昆虫食は珍奇な目で見られたりしますが、特に新しいものではないという認識の者からすると、受け入れやすい形で広く提供するというのが普及には不可欠だと思います。 子供の頃に慣れていたわけではない人にいきなりイナゴを出しても食べてはもらえないかもしれませんが、フードプロセッサーで細かく砕いたらアミ(小エビ)のような食感で、ご飯にのせて自然に食べられるのです。 なので、粉末をお菓子やパンに入れる作り方はとてもスマートであると思います。
お菓子作りのキットなどに昆虫の粉末を添えて、家族で昆虫食を学びながら食べてもらったりするのも、いいと思います。 加工されるよりそのままの姿でつくだ煮を食べたい者としては、両方のアプローチで昆虫食の幅を広げて、イナゴ以外との出会いも楽しめたらいいなと思います。
この菓子作りキットのような昆虫食について学べる教材は、1年以上前から企画していました。未だ実現できていませんが・・・w
両方のアプローチという観点は重要ですよね。そのままの昆虫を食べる文化や楽しさも残していきつつ、大多数の人が手に取りやすいパウダーでの普及も進めていく両方は必要だと思います。イナゴが採れるような伝統的な稲作も残していく必要もありますね。
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