こちらの企画で募集した、#私と昆虫食 のゲストライター募集。
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目次
ゲストライターのプロフィール
ペンネーム 黒髪のシェリーさん 20代 男性
昆虫食の経験はありますか?
あり
どんな昆虫を食べましたか?
コオロギ, ミルワーム, バンブーワーム、コガネムシ、ヒメカブトムシ、スズメガの幼虫等
どうやって食べましたか?
素揚げに塩をまぶしたもの、チョコレートの中に埋めこむ等
カブトムシやスズメガの幼虫・・・
昆虫食愛が感じられる方ですね。
スズメガの幼虫検索したらなかなかなフォルムしていたので、僕は食べられなさそうです。
昆虫食にまつわるエピソードや考えを教えてください
ゲテモノ、というと何を想像されるだろうか? 私は、紫色の湯気が立ち上る料理、をイメージしている。
そんなゲテモノを一度は食べてみたいと思い、友人とジビエや昆虫を専門に取り扱っている料理店を訪れた。 私も友人も、昆虫食は初体験。食材がサーブされるまで、これから虫を食べようとしている自分に対する不安感と、ゲテモノを食べられるのかというワクワク感が入り乱れていた。 少しして食材が運ばれてきた。
おしゃれな皿に乗っていたものは紛れもなく「虫」であった。コガネムシを素揚げにして塩をまぶしたものらしい。 一匹を口に放り込む。
口から紫色の湯気がたちこm・・・あれ? おいしい。おいしい!!!
ポップコーンとまではいかないが、それに近いような味がした。 私も友人も、お店を出るころにはすっかり昆虫食に魅了されていた。 そんな体験をきっかけに、「昆虫食」について考えることが多くなった。
現在、世界の人口は増加しており、将来的に食料供給が追い付かなくなる懸念がある。対策として「栄養段階の低い食材」へシフトすることが挙げられる。ざっくりと説明すると、牛を育てるために消費された植物のエネルギーと、我々が牛肉から得られるエネルギーにはかなりのロスがある。そうすると、我々が直接植物を食べたほうがロスが少なくなるよねといった話である。魚であれば、成魚より小魚を食べたほうがロスが少ない。 昆虫の栄養段階は低いのでエネルギーロスを少なくすることが出来る。
また、昆虫の栄養価を考える。同じ質量を持った牛と昆虫のたんぱく質量を考えると圧倒的に昆虫の方が多いのである。また、飼育時の二酸化炭素排出量も昆虫の方が少ない。 昆虫食は食糧難を防ぐだけでなく環境にもやさしい。 つまり、我々人類と地球が共存していくための懸け橋になりうる存在である。
しかし、日本では「昆虫食」というと嫌な顔をする人が大半である。そうすると需要は必然的に低くなり供給量も減る。コストが高くなる。飼育技術に投資する資金も調達できない。
人というのは、自分が知らないことに対しては不安を感じ、距離を置く生き物である。知らないから怖い。だから食べない。 つまり、「昆虫食を知ってもらう」ことが大切だ。きっかけは何でもいい。 そして、きっかけを与えられるのは我々「昆虫食を知っている者」だけある。 一人でも多く昆虫食への理解者が増えてくれることを切に願っている。
昆虫食の需要の問題は実感として課題です。「たくさん生産すれば安くできる。でも売れ残ったら・・・?」それを考えると少量生産しかできないんです。
シェリーさんの投稿を読んで、昆虫食を正しく知っている方が、昆虫食を正しく伝えることって重要だなと改めて思いました。これからもこういったゲストライターの企画や、レシピグランプリなど昆虫食について知ってもらう仕掛けを作っていきたいです。
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