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同じ釜の「ムシ」を食う。“フレンチ料理編” 後編

ついにコース料理が始まる

今まで多くの昆虫食を試し、
FUTURENAUTで昆虫の食用利用の普及活動を行っている
 “コオロギ君” こと桜井です。

「昆虫が入った方が美味しい料理」を探し、
やってきたのはタイのバンコク。

昆虫のフレンチ料理が味わえるレストラン
「Insects in the backyard」です。

>>前半の記事はこちら

 

前菜として出てきたのはこちらの、
「ナチョスとコオロギとトマトサルサ “サワークリーム味”」  

ちなみに入っている昆虫は、
イエコオロギとフタホシコオロギ、オケラです。
オケラはモールクリケットと言います。
「Mole =モグラ」 が由来です。

爽やかな味のソースと、さっぱりしたトマト、チーズのコク。
そこにコオロギたちが加わることによるクリスピー感とナッツのような香り。
しかもこのコオロギ嫌な後味の感じが一切ない!!

コオロギたちの食感と風味が非常に生かされている一品です。
前菜でこれは期待できる・・・!!

 

続いてはこの料理、

「ホタテのソテー パプリカソース  キクイモ・タケツトガを添えて」

これソースの飛び散り具合がおしゃれなやつだ・・・

ホタテの甘みと一緒に食べると、揚げたタケツトガのサクサク感、
香ばしい香りが口の中に広がる一品。
タケツトガの味は、エビにも似ていますし、
フライドポテトにも近い風味があります。

ホタテの柔らかさと甘みを、
さらに際立たせるいい仕事をしています。

これはタケツトガ以外では代用が効きません。

 

続いて運ばれてきたのはこちら。

タガメそのまんま出てきてるじゃん・・・

「タガメとカニのラビオリ ターメリックサフランソース」

ラビオリというのはパスタ生地で肉や魚を包んだパスタ。
今回中に入っているのは、なんとタガメとカニです。

ラビオリを食べてみると・・・

なにこれ?!!
ラフランスじゃん!!

 

鼻に抜けるラフランスの香り、これはクセになる。
そしてやってくるカニの旨味と、タガメの卵のプチプチ感。
この横のタガメからは考えられない、フルーティな味。

(この後ちゃんと横のタガメもいただきました。)

タガメの食べ方のポイントは、

  • 殻を取る

です。(当たり前)

以前、知らずに殻ごと食べました。
結果、口の中にタガメの殻が残りました。
さらに、殻の鋭利な部分が口に刺さります。
みなさん気をつけてください。

そろそろコースも折り返しです。

 

「スズキのポワレ ホワイトバター・コーン・ツムギアリのソース」

これもおしゃれでインスタ映えしそう。

ツムギアリの卵と成虫の両方が使われているんです。
卵はお米の粒くらいで白子みたいな食感です。

そのため卵のマイルドなソース。
成虫はカリッと揚げてあり、フライドガーリックみたいな食感。

スズキの白身との相性がとても良い一品。
これ卵と成虫使うって、親子丼と同じ考えですよね。
それぞれの特徴をうまく引き出しています!

 

「バッタのリゾット  ハーブとパルメザンチーズを添えて」

バッタのサクサクとした食感や香ばしさと、
お米のもちもちとした食感と濃厚なチーズソースとの相性が抜群。

リゾットの割合も丁度良い・・・
これバッタがいるから美味しいんですよ。本当に。
いないとアクセントがなくて物足りなくて、探していたのはまさにこれ。

この辺で気づきました。
昆虫ってチーズに合うな・・・

そして圧倒的に昆虫の揚げてある確率が高い。
やっぱり揚げるのが一番美味しいんでしょうか??

 

そして、最後のデザートはなんと、

「クレープシュゼット カイコアイスクリーム乗せ」

クレープシュゼットはフランスのスイーツです。

カイコ乗ってんだけど…💧

甘いものとカイコって合うのかしら。
でもびっくりするのはアイスの中に、
粉末のカイコが練りこまれていること。

アイスの上にもカイコ、アイスの中にもカイコ。
おそるおそるクレープの中を覗くと・・・ここにはいませんでした。

かかっているのはマンゴーと柑橘系のソースでしょうか。
蚕パウダーが入っているアイスクリームは、独特の香り。
というかカイコの香り。

話変わるけど、
以前シルクフードのシルクバーガーを食べにいきました。

僕だけしかカイコ経験者がいませんでした。

食ったらわかるカイコのやつやん!!!

と一人で突っ込んでました。
でも、みんなは気にならなかったみたい??

何が言いたいかというと僕はカイコに敏感なんです。

蚕はサクサクとした食感で、香ばしい。
アイスやクレープと一緒に食べると、いいアクセントになる。

ん〜、でもこれは無理がある・・・
と正直きつかったです。

 

最後に・・・

これでひとしきりのコース料理が終わりました。

正直今までは、そのままの昆虫が普通の食材として普及するの難しいし、
入ってても美味しい」くらいのものだと思っていたんです。

でも、これらの料理は昆虫食の枠をはるかに超えた美味しさでした。
なにより、料理において昆虫が不可欠なんです。

これはみなさんにも実際に体験してほしいです。

せっかくなのでシェフにインタビュー。

このお店の由来は?

庭にいる虫という意味です。
昆虫は小さいので普段は存在を感じられません。
でも生態系の一つですし、
料理にするとこんなに美味しいんです。
ことを考えてもらえたらと思っています。

めっちゃイカしてる・・・

ちなみに・・・
日本に来ていただくことは可能ですか?

ええ、ぜひ日本の昆虫で料理したいです!
やっぱりその土地に住む虫を使いたいですね!

企画します…!

お土産にコオロギのクッキーもらいました。

食感は柔らかくて、カン◯リーマームみたいな食感。

最後にシェフと記念撮影をして。

今回のわかったこと。

・昆虫を入れたほうが美味しくなる料理は普通に存在する。

・昆虫の調理のポイントは揚げて、トッピングにして、味のアクセントに。

 

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コオロギ君
FUTURENAUTの代表の櫻井です。 このサイトではコオロギ君として記事をUPしていきます。 昆虫の見た目が苦手ですが、苦手だからこそできる昆虫食の発信ができると思っています!