FUTURENAUTの商品を買ってくれた人や、
試食をしてくれた人から、
「コオロギの味がしないね」
「コオロギ感がないね」
と、言われる。
それも結構な確率で。
コオロギを使ったお菓子を食べて、
コオロギの味を知りたいのもわかる。
でも、それに対して思っていることを書きたいと思う。
目次
お客さんから求められる「コオロギ感」
コオロギ感の話は一旦置いておこう。
例えば、
えびせんはエビの味がする。
味噌汁は鰹節の味がする。
トマトソースはトマトの味がする。
料理やお菓子を食べて、原料がわかるのは、
原材料の味を知っているからだ。
おそらく多くの人は、
エビをそのまま食べたことがある。
鰹節を食べたことがある。
トマト丸かじりしたことがある。
だから、使われているものの味がわかるのだ。
仮に、エビが入っていることが知らされなくても、
頭の中にはエビの味の情報があるから、
えびせんを目をつぶって食べても、えびが入っているとわかる。
しかし、原料を食べたことがなくても、味がわかる場合もある。
同系列の食品を食べることで、なんとなく共通の味を認識できる。
例えば、小麦を使った料理。
パスタやうどん、お好み焼き、たこ焼き、パン、ホットケーキなど小麦粉を使っている料理を食べると、小麦由来の共通する味が蓄積されていく。
だから小麦が入っている食べ物食べた時に、
共通の味から小麦が入っていることを認識できるのである。
それに比べてコオロギはどうだろうか。
そもそも多くの人はコオロギを食べたことがない。
そして、コオロギが入った様々な料理を食べたことがある人は少ない。
コオロギそのものの味を知らないのである。
僕はコオロギの味がわかる男である
タイでもコオロギを食べたし、
国内でも何度か食べる機会があった。
コオロギは、エビやカニに似た風味があり、
それでいてどこかナッツのような香りも感じられる。
食べ慣れない味だなぁと思っていた。
ただ、慣れると味に対しても親しみを持つようになる。
最近は、コオロギパウダーもよく使用する機会が多く、味もわかるようになってきた。
だから、僕はコオロギパウダーを原料に使ったチップスの試作品を食べたとき、「コオロギ(パウダー)の味がするなぁ」とおもったものである。
一緒にタイに行った友達にも食べさせ、こおろぎの味がする事は確認済みである。
むしろ今回のこの商品はしっかりと風味が出つつ、虫特有の匂いは抑えられていて非常に食べやすくできたと思っている。
そんな自信を持って作った商品コオロギと温泉水のチップスも、コオロギを食べたことない人からすると、わからないのである。
実験をしてみた
コオロギを食べたことなかった友人に、
3・4ヶ月前からいろいろなコオロギをたべさせている。
FUTURENAUTのゴーフレットやチップスから、他社のそのままの乾燥させたコオロギを食べてもらった。
種類もイエコオロギだけではなく、フタホシコオロギや何種類かのパウダーも食べてもらった。
その結果、その子はコオロギの味がわかるようになってきているのである。
虫のベースに持っている香りの話も、理解してくれるようになった。
まとめ・何が言いたかったか
コオロギを食べたことがない人、食べた回数が少ない人にコオロギ感を伝えるのはすごく難しい。
だから、
「コオロギ感がない」
「コオロギの味がしない」
そう思ったら、FUTURENAUTのチップスやパスコのバゲットなど、たくさんのコオロギ食品を食べてみてほしい。
そうすればきっとコオロギの味がわかるようになるはずである。
それでもまだこおろぎの味がわからなかったら連絡をしてほしい。
一緒にコオロギ感を見つける方法を考えてみよう。