コオロギレシピグランプリも多くの方にご参加いただきました。
今年も準備を進めておりますので奮ってご参加いただければと思います。
さて、遅くなりましたが、コオロギレシピグランプリ2021のグランプリ高野苗さんにインタビューしました。
高野苗さんのグランプリレシピ(兼Pasco賞)はこちら
なんと、高野さんはファインシンター賞もW受賞。
こちらのレシピもファイナリストレシピにも選ばれています。
今回、そんな高野さんにインタビューを行いました。
目次
グランプリ 高野苗さんのプロフィール
高野苗(なえ)さん
好きなこと: 食べること・料理すること・絵をかくこと
コオロギレシピ&家庭料理クリエイター
中学校3年生のころ、摂食障害になって身体を壊してしまったご経験から、間違えたダイエットによる心の影響や食の大切さを感じて、旬の食材を使った身体にやさしい料理を作っていらっしゃいます。
2020年には『コオロギレシピグランプリ』に出会い、コオロギパウダーの魅力に気付いて、おいしいコオロギ料理を作り始めたとのこと。
自身の料理はCOOKPADにも応募。
コオロギレシピグランプリに参加のきっかけはなんでしたか?
2020年に旦那さんから教えてもらって『コオロギレシピグランプリ』に出会いました!
コオロギは鳴き声が素敵ですし、もともと大好きな昆虫でしたので、
どんな味だろうと急に知りたくなりました!笑
そして応募させていただきました。
鳴き声から味が気になるなんて…笑
実際コオロギパウダーを実際に使っていかがでしたか?
コオロギパウダーを初めて嗅いだ時は、海老のようないい香りがして、口にふくむと、味わいも豊かだし…世界がぱっと広がるようでした♪
それから、コオロギパウダーを使った料理を作り始め、楽しい想いがあり翌年2021年もコオロギグランプリレシピに参加させていただきました。
2年連続ご参加いただきありがとうございます!
いつも盛り上げていただき嬉しいです。
『たまにわ』レシピコンテストにもご参加して賞も受賞していますが、
他のレシピコンテストにも参加されているんですね。
はい、私の住んでいる多摩ニュータウンは、味噌やお米や野菜など色々な特産物があります。
毎日そういったおいしい恵みをいただいているので、「たまにわ」レシピコンテストも自然と心が動き、参加させていただきました。
そちらでも受賞されていますね!
コオロギレシピグランプリでもファイナルレシピに2つ残ったのは高野さんだけです。
高野さんのレシピはどこのレシピコンテストでは引っ張り凧ですね!
レシピの開発のきっかけや開発秘話
高野さんのレシピは、再現のしやすさも含め、
ファイナルでも評価が高くグランプリに相応しいレシピだなと思っています。
レシピ開発の経緯や開発秘話など教えてください。
お茶漬けの開発のきっかけは旦那さんの「コオロギのお茶漬けが食べてみたい」という呟きがきっかけです。
コオロギのやさしい味わい(香り・コク・うまみ)は、干し椎茸の特徴に共通するものを感じましたので、そこから出汁の試作がはじまりました。
味わいが最大限いきるようなパウダーの量や、それから出汁とご飯が組み合わさった時の塩加減など、調整を重ねていきました。
のせる具はコオロギの出汁を活かしたかったので、コオロギと共通する土のような香りをもつ、淡泊なお野菜の長芋と組み合わせ、よかったです。
追い鰹ならぬ、追いコオロギのようなイメージで、こおろぎトロロをトロっとかけました!
さらに海苔をかけたり、ワサビや梅干しやネギなどのトッピングを添えたり工夫をかさねました。
旦那さんと子供が目を輝かせて「おいしい」って伝えてくれた時は、とても嬉しかったですし、ほっとしました。
工夫がすごいですね!
薬味でさらに香りがたつとても美味しい一品でした。
薬味で他に試したものとかはありましたか?
鮭や胡麻を試しましたが、コオロギの優しい風味を引き出すためには梅干しやネギ、ベストな組み合わせだと思っています。
おうちにある薬味というのも意識して使ってみました。
工夫がすごいです・・・
そういえばコオロギの量もしっかり使っていますよね!
そうなんです。できるだけ入れつつ、ピッタリな量を試行錯誤しました。
少ない量から、量を増やしていってちょうど良い量を探していきました笑
さすがですね・・・
カプレーゼの方はどんな過程で開発したんですか?
こちらは私のアイディアから形になっていきました。
フレッシュでまろやかなヨーグルトにコオロギを合わせると、コオロギ独特の風味が味のアクセントになって活きてきたのでびっくりでした。
その発見をもとに、淡雪クリームやコオロギ豆腐クリームのデザートレシピを作っていく中で、今度はコオロギチーズを目指して作ってみました。
前年に応募しました、ビタミンコオロギのガスパチョではトマトとの相性の良さを見つけましたし、おもてなしコブコロsaladではアボカドとも試していましたので、そのふたつの素材と組み合わせてカプレーゼを作りました!
高野さんのレシピは作りやすさを意識しているのが伝わってきます。
このコンテストはコオロギパウダーを自宅で美味しく使って欲しいことから、再現のしやすさという観点も審査項目に入っています。
そういった面でも高野さんのレシピが高評価に繋がっているんですね。
グランプリ受賞の感想
コロナで難しい状況のなか、第2回目も開催してくださったこと、コオロギグランプリレシピに参加された皆さま、協賛企業の皆様、ご関係者の方々へも深くお礼を申し上げます。
コオロギグランプリレシピを振り返ると、家族は私の作るコオロギレシピを楽しみに待っていてくれたり、励ましてくれたり、数々のレシピを試食し、子供には写真撮影で助けてもらいました。
今でも様々な思い出がよみがえってきます。
グランプリ受賞を幼稚園の先生に話すと涙をこぼして喜んでくださったり、お友達やインスタ仲間にも嬉しい報告ができたり、グランプリの受賞はうれしいことばかりでした。
本当にありがたいです…!
私にとって『コオロギレシピグランプリ』はレシピ作りをはじめた原点ですので、たくさんの学びや気付きがあって今があります。
2回目も参加させていただけて、ほんとうによかったな~と思っております。
とっても熱い想いをありがとうございます!
うちのイベントでこんな想いで楽しんでいただけるのは本当に嬉しいです。
そんなこと言っていただけると熱いものが込み上げてきちゃいます笑
最後に今後の展望をお伺いしました。
これからもCOOKPADやインスタなどで、料理すること食べることの楽しさを、みなさまと分かち合っていけたらいいなと夢みております。
それから、7月ころにリアル店舗で、コオロギ料理を味わえるカフェをやりたいなと計画しています。
賞をいただいたお茶漬けやカプレーゼなど、御社のコオロギパウダーを使い、こおろぎ料理のおいしさを、みなさまと分かち合えたら楽しいだろうなって!
こちらのイベントも開催が決まったら紹介しますね!
楽しみにしています。
改めまして、高野さん今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました。
取材の時に高野さんのコオロギレシピグランプリへの想いを聞いて、本当に嬉しくて胸が熱くなるのを悟られないように笑って誤魔化していたのは内緒です。
高野苗さんのホームページはこちらから