こんにちは。
コオロギ社長です。
僕の口癖は「エビが食べれて虫が食べられないのはおかしい」。
僕自身もエビが食べられるのに、虫が気持ち悪いと思うのは整合性が取れてない感じがします。
でも、僕もなぜか虫には嫌悪感を覚えます。
※そもそもエビ自体が苦手な方は虫も苦手で当然だと思ってます。
今回はそんな話です。
なぜエビは美味しそうなのか
エビを見ると、美味しそう〜と思う。
でもエビって足めっちゃ多いし、剥きエビは幼虫みたいだし。
なんで虫は美味しそうに見えず、エビは美味しそうに見えるのだろうか。
※エビが美味しそうに見えない人はすみません。
答えを先に言うなら「食べたことあるから」それに尽きるのである。
エビは食べた事があるから美味しそうに見える。
昆虫は食べた事がないから美味しそうに見えない。
このあたりは記事の後半で書いていこうと思います。
そもそものエビって??
エビは節足動物の中の甲殻類に分類されます。
十脚目というエビの仲間のうち、ヤドカリとカニ以外がエビ目とのこと。
昆虫より足の本数の多いし、目も大きいし、虫によく似ている。
でも不思議と美味しそう。
「エビはだって衛生的だし・・・」
そう思う方も多いかもしれないが、エビは基本的に雑食で時には魚や貝の死骸を食べると言われている。
嘘かホントかわかりませんが、土左衛門が揚がった近くには太ったエビやカニがいるなんていう話も聞く。
うーん、大豆やトウモロコシを食べているコオロギの方がよっぽど衛生的な気がしてきた・・・

一方昆虫は??
同じく昆虫も節足動物の仲間。
地球上で確認されている170万種の生き物のうち、100万種ほどが昆虫。
ちなみに、虫という言葉はどうやら曖昧らしく、ダンゴムシなどの甲殻類やムカデなどの多足類、蜘蛛などの総称を指すらしい。
昆虫食といい、タランチュラやムカデをイメージする人もいるが、それはいわゆる「虫食」である。

昆虫は6本足で、エビより足は少ない。
よく「昆虫は足が気持ち悪い」と言うが、よっぽどエビの方が多いのである。
「足じゃないんだ、色が黒いのがキモいんだ」
と言う方にはブラックタイガーを見て同じことを言うのかと言っておこう。
昆虫が気持ち悪く見える原因 ネオフォビア
ここまでまずエビと昆虫の違いを整理してみた。
昆虫を気持ち悪く思う理由の1つを紹介しようと思う。
その1つの原因がネオフォビアである。
ネオフォビアとは、未知なものを怖がる心理のことで、新奇な食物に対して食べることを躊躇、拒否する行動傾向のことをフードネオフォビアという。
なぜなら自然界において、食べた事がないものは毒や危険なものである可能性があり生命を脅かす可能性がある。
だから防衛本能として、新しいものに嫌悪感を持たせるのである。
反対に、新奇な食物を食べようとする行動傾向をフードネオフィリアという。
これは自然界においては新しい食品に挑戦する事で、飢餓のリスクを低減させる事ができるのだ。(いろいろなものを食べられるから)
ちなみにこの2つの心理の葛藤状態のことを「雑食性動物のジレンマ」と呼ぶ。
例えばいつも行く飲食店で、「いつも頼んでいて絶対外れがないメニューを頼むか、今日から新しく追加されたメニューを頼むかで揺れている状況」である。
まとめると、昆虫を食べたことない私たちは昆虫に嫌悪感を持つのだ。
エビは食べた事があるから嫌悪感を持たない。
つまり、昆虫を食べ続ければいつか嫌悪感は無くなるはずである。
じゃあ僕はどうなのか、と言われるといまだに抵抗感がある。
僕のネオフォビアはだいぶ強いらしい…
エビを食べれて、昆虫を食べれないのはおかしい。
だから昆虫もエビも食べようじゃないか???