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昆虫食の話

#私と昆虫食 010 チャイナエクスプレスさんと昆虫食 〜あなたの昆虫食エピソード募集します〜 

 

こちらの企画で募集した、#私と昆虫食 のゲストライター募集。

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目次

ゲストライターのプロフィール

 

ペンネーム チャイナエクスプレスさん 20代 男性

 

昆虫食の経験はありますか?

 

あり

 

どんな昆虫を食べましたか?

 

コオロギ, カイコ, ミルワーム, イナゴ, ざざ虫, タガメ, セミ

 

どうやって食べましたか?

 

素揚げや佃煮、ドレッシング和えなど。

 

ドレッシング和え・・・何のドレッシングだったんでしょうか・・・
揚げた昆虫をサラダに入れて、ドレッシングかけるとクリスピー感がいい感じになりますよね。

 

昆虫食にまつわるエピソードや考えを教えてください

 

私が初めて本格的な昆虫食料理を食べたのは、社会人1年目、2019年の秋、中国は雲南省昆明。

昆虫食には大学時代から興味があり、本場の昆虫食はどんなものだろうと、昆虫食文化が残る土地に行って食べてみたいと前々から思っていました。就職して自由に使えるお金も増えたので、秋の連休を利用して、昆虫食を食べに行こうと思い立ちました。

ネットで「昆虫食、有名、場所」で検索。タイの東北地方や、日本の長野県が最初にヒット。でもタイも長野も昆虫食が有名なことは聞いたことがある。タイの屋台で昆虫を食べる写真は大学時代にSNSで散々見たし、社会人最初の旅行が国内の長野とは少し味気がない(長野県の皆様、コロナが収束すれば必ず昆虫食べに行きます!)。

 

タイの昆虫食屋台(FUTURENAUT撮影)

 

せっかくならあまり日本人が行ったことなさそうな土地に行きたいなと、検索を続けると、中国の昆明がヒット。

昆虫に明るいと書いて昆明?

聞いたことないし行ったことある日本人も少なそう!クリティカルヒット! 一人で旅行に行くのは寂しかったし、一人で昆虫をむしゃむしゃ食べる勇気もなかったので、中国好きの会社の同期を誘って2人で出国。

昆明は暑くもなく、寒くもなく、ときおり心地いい風が吹いて過ごしやすい!たまに嘘をつくProf. Wikipediaに依れば一年中日本の春のような気候との事。そんな夢のような土地が世界に存在するとは。昆虫たちにとっても楽園のはず。 地元の方が集う安飯屋には当たり前のように竹虫等の昆虫の素揚げや佃煮があり、早速賞味。まあ素揚げでカリっとしてますし、佃煮はしっかり味が付いてるし。小さい虫は見た目のインパクトも少ない。ネットで美味しく食べられる昆虫はたくさんあると言われている通り、普通に美味い。そしてチンタオビールがススむ。

あかん。弱い。

このままではエピソードとして弱い。普通に美味し過ぎるし、竹虫のようなかわいい虫を写真で見せてもインパクトが少ない。出発前に少々変人奇人ぶって、周囲に中国に昆虫を食べにいくと言いふらしてしまったのもあり、このままでは日本に帰れないと同期と2人で焦り始める。

中国では筆談が結構使える。もっとインパクトがある昆虫を求めて、街の人に聞いてみた。 (Google翻訳を使えば良いのだが、直前に沢木耕太郎の深夜特急を読み直しており、そのサバイバルっぽさに感化され、文明を一時放棄) 紙のメモに

【我 欲 衝撃的 昆虫的 飯。 竹虫 不 驚的。】

と書いて、近くにいた屋台のおばちゃんに見せるとすぐに「あーいいとこあるよ!てかスマホで調べられるだろ!」的なジェスチャーを見せるも、紙に店の名前を書いてくれた。すぐさま文明再興、スマホで調べて店に向かう。 ありました。

衝撃的 昆虫的 飯。たくさん並んだ十数種類の昆虫から9種類を選ぶメニューを注文。多くは美味しく食べられましたが、これはさすがにキツイというのもあり、色んな意味で昆虫食を堪能できました。

 

昆明で食べた昆虫9種です。男2人で完食しました。

 

その後、しっかり別の店で中華料理を腹一杯食べて帰国。謝謝、炒飯と青椒肉絲。

P.S. 私が昆虫食に興味を持ったのは、水産学を専攻していた学生時代です。水産養殖の餌に大量の天然水産資源が使われていることを講義で知り、この問題は何とかならないのかと思っていたところに、国連食糧農業機関FAOが昆虫食に関する報告書を発行(2013年)。水産養殖の代替飼料としての昆虫利用については、FAOの報告書を読んで以来、ずっと関心を持っておりましたが、結局大学院まで昆虫飼料の研究をすることはなく、修士号(貝類資源管理に関する研究)取得後、国内の民間企業に就職しました。飼料として昆虫を利用する場合でも、消費者の理解を得ずしてその実現は難しいと考えますので、少しでも多くの人に昆虫は美味しく食べられるものだと知ってもらう活動は非常に意義深いと思います。昆虫食業界の皆様、応援しております!

 

写真を見る感じ、竹虫(タケノメイガ)・セミ・蚕の蛹・ゾウムシの幼虫・蛾の蛹(?)・イナゴ・ヤゴ(?)・カミキリムシの幼虫でしょうか。何個かわかりませんが衝撃的な写真ですね。

コロナが落ち着いたら中国に昆虫食ツアーもいいですね。企画したいです。

 

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